【エッセイ】早く受け取り手が受け取るメッセージを選べる世の中になってほしい

表題の通りなんだけど、早く受け取り手が受け取るメッセージをある程度選べる世の中になって欲しい。

匿名メッセージを送るプラットフォームにマシュマロってのがあるんだけど、

マシュマロ

これはネガティヴな単語だと判断されたものはマシュマロで伏せ字にされるんだよね。すごくいい。

Twitterでもミュートワードとかあるわけだけど、私は早くそれらの概念というか、メッセージは受け取り手が受け取りたい形式でのみ受け取るって理念が適用されてほしいと思ってて。

っていうのも、私はとにかく長文が大好きなんですね。すぐ長文になる。思ってることや知ってることは全て伝えたほうがいいと思ってるし、他人から長文が送られてくることも気にならない。 だけど、この癖はビジネスだとあまり良くないみたいで、チャットとかで長文を送りつけるのは割と嫌われるみたいだし、なんなら私が人に長文を送ってるのが見えてると送られた人以外も不愉快らしい。私はびっくりした。私は言葉が足らない方がイライラして、多いくらいの方が「こっちで取捨選択しとくわありがと〜」くらいに思ってたので。 んで、どうやら私の方が少数派らしくて(思えばよく「なんでみんなこんなに言葉が少ないわけ?!」とイライラしてたし)最近は情報量少なめに返すようにしてる。こっちの方が好評なので、そういうことか〜と思っている。

でもそれって相手が私みたいな人の場合悲しくない?!?!

悲しいよね。私は悲しい。

私は「長文送ると不愉快な人が多いらしいから本当の本当に重要なことだけ送ろう。周辺情報が足りなかったら聞いてくるでしょう」って思いながら返信して、私みたいな人は「周辺情報分かんないんだけど聞くしかないな〜ハーまた返信待ちだよ」って思ってるかもしれなくて。それって多様性じゃなくない?って。そう思ったから同僚に「コミュニケーション松竹梅を用意して、情報量多め加工少なめの梅、情報量少なめ加工多めの松などを用意しているけどあなたはどれがお好みですか?って聞くのってどう思う?」って聞いたら苦笑気味に「情報を加工してほしいと思っている人がそれを表明することを期待するのは厳しい」的な意見をもらった。まあ私もちょっとこれはキモいかなと思いながら聞いたけど、実践したら割とキモいんだろうなって反応だったので実際しなくてよかったと思う。

そこでAI様とテクノロジーで何とかならんのかなと。

私みたいな長文大好きマンは一次情報をみっちりどこかにポストしておく。要約してほしい人はAIに要約してもらった情報を閲覧する。それでハッピーじゃない? なんなら要約では分からなかったことをAIに聞いたら一次情報から判断して返しておいたりしてくれるとさらに嬉しい。

ていうか、そもそも人によって好きじゃない表現って違うと思うんですよ。要約して欲しい、否定形が嫌い、サンプルコードが欲しい、サンプルコードばかりでも疲れる、色々ありすぎる。それを相手によって使い分けるのはワザマエだとは思うけど、機械でよくない?って思う。

ていうか、なんなら相手の言葉が「私のことを知るはずの〇〇さんから送られたもの」じゃなくて「機械が想像した"私"に向けて機械が送ったもの」のほうがイラっとする表現に出くわしてもまだ許せる気がする。クラウドコンピューティングの会社のドキュメントが機械翻訳で多少意味わかんないことになってても「まあ機械翻訳やしな」で許せる感じってあるし。

だから早く受け取る情報を選べるようになって欲しいなって思うわけでした。おしまい。